まだ購入を検討されている方、迷っている方に簡単なレビューをしてみたいと思います。
購入の参考にしていただければ幸いです。
iPad mini のスペック・仕様
主なスペック・仕様 | ||
製品名 | iPad mini | |
モデル名 | Wi-Fiモデル | Wi-Fi + Cellularモデル |
直販価格 | 16GB:2万8800円、32GB:3万6800円、64GB:4万4800円 | 16GB:3万9800円、32GB:4万7800円、64GB:5万5800円 |
メーカー | アップル | |
ディスプレー | 7.9型IPS液晶、マルチタッチ対応 | |
画面解像度 | 1024×768ドット、163ppi | |
サイズ | 幅134.7×厚さ7.2×高さ200mm | |
重量 | 308g | 312g |
CPU | A5 | |
ストレージ容量 | 16GB/32GB/64GB | |
インターフェース | Lightningコネクタ、ヘッドホン端子 | |
OS | iOS 6 | |
携帯電話通信方式 | - | CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B、UMTS/HSPA+/DC-HSDPA、GSM/EDGE、LTE、データのみ。Nano-SIM採用 |
ネットワーク機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n、802.11nは2.4/5GHz対応)、Bluetooth 4.0 | |
位置情報 | デジタルコンパス、Wi-Fi | Assisted GPSおよびGLONASS、デジタルコンパス、Wi-Fi、携帯電話通信 |
センサー | 3軸ジャイロ、加速度センサー、環境光センサー | |
テザリング | - | ○(通信事業者による) |
カメラ機能 | iSightカメラ:5メガピクセル、FaceTime HDカメラ:1.2メガピクセル(写真)/720p HDビデオ(最大30fps)。オートフォーカス/ビデオ手ぶれ補正/顔検出/LEDフラッシュ/ハイブリッド赤外線フィルター | |
バッテリー | インターネット利用:Wi-Fi最大10時間。ビデオ再生:最大10時間、音声再生:最大10時間 | インターネット利用:携帯電話ネットワーク最大9時間/Wi-Fi最大10時間。ビデオ再生:最大10時間、音声再生:最大10時間 |
カラー | ブラック&スレート、ホワイト&シルバー | |
発売時期 | 2012年11月2日発売 |
デザイン
iPad miniを取り上げてみて、まず感じました。iPad miniは先に発売された「iPhone 5」と同じく、ホワイト&シルバーとブラック&スレートのデザインになっています。
また、ガラスと金属の質感によって高級感があり、プラスチック製のボディを採用したタブレット端末にありがちな、安っぽさは微塵もありません。ライフスタイルを体現するツールに必須である“精緻さと作りのよさ”が際立っています。(写真はブラック&スレート)
処理速度
CPUはデュアルコアプロセッサの「A5」チップ、FaceTime HDカメラ、5MピクセルのiSightカメラ(裏面照射型CMOS)など昨年のiOSデバイスとして標準的なものを搭載。
通信機能は、Wi-Fiは802.11a/b/g/nに対応し、802.11nは2.4GHz帯に加えて5GHz帯にも対応。Wi-Fi+Cellularモデルでは、LTE(KDDIとソフトバンク)にも対応しています。
Webブラウジングがサクサクと快適なのはもちろんのこと、写真の表示および表示の切り替え、動画の再生などもノンストレスで操作できます。
iPhotoやiMovieの利用も、小型化したことによる体感速度が落ちるといったことはありませんでした。このあたりはユーザーを重視するAppleらしいところと言えますね。
携帯性
先程記述した部分と重なりますが、Google Nexus7と比べて30g程軽量なため、扱いやすく疲れにくい印象です。日本人の手には持ちにくいと言われていましたが、この薄さと軽さは持って見て初めてわかりました。
入力機能
縦にしての入力は両手で打つにはバランスが悪く、打ちにくいため片手打ちになりますが、横にすれば両手打ちも出来るのでスマートフォンよりストレスなくスムーズに入力出来ます。さらに、「iPad mini」にはBluetooth機能が付随していますので、キーボードを接続し、ちょっとした長文メールや文章作成などに使っても便利です。
バッテリ
バッテリー駆動時間がこれまでのiPadと同様の最大10時間を実現していますので、小型化したかといっても性能は劣っていません。
個人的な印象では、動画を観賞していても減りが遅いように感じました。
液晶
Retinaディスプレイでは無いものの、ウェブブラウジングや電子書籍も十分読みやすいです。
(各画像をクリックして確認してみてください)
付属ソフト
必要最低限のソフトは入ってますし問題ありません。
iPhoneアプリがそのまま使えますので、iPhoneユーザにとっては非常に便利です。
総評
「iPad mini」は、製品ページに、「ミニなのは、サイズだけ」「iPadにできることのすべてを。何一つ省かずに小さくしました。」といったコピーが掲載されていることからもわかるように、これまでのiPad製品でできることをそのまま継承した、“小型・軽量版のiPad”に仕上がっています。
ただし、「iPad mini」は、Wi-Fiモデルの64GBモデルが44,800円、32GBモデルが36,800円、16GBモデルが28,800円となっており、16GBモデルで15,000~20,000円程度の製品を選択できる7インチのAndroidタブレット端末と比べると、やや割高感のある価格設定となっています。
この点については、個人的価値観の違いによりますが、いずれにしてもiPad mini は、「iPhoneでは小さ過ぎる、iPadではデカ過ぎる」と感じていたユーザーにとって、間違いなくマストなアイテムになるでしょう。