知ったかぶりしてしまうかもしれないスマホ関連用語ってありますよね?
実は使い方も知らないという方がいるかもしれません。
そこで、今回は通信に関係する「Wi-Fi」、「3G/4G」、「プラチナバンド」をわかりやすく解説してみようと思います。
スマホワードその1 「Wi-Fi」
「Wi-Fi」のことを、「ウィーフィー」や「ウィッフィー」と発音する方が多いのですが、正しくは「ワイファイ」と読みます。
この「無線LAN」と「Wi-Fi」という2つの表現と、その定義の違いが理解をややこしくさせるのですが、「Wi-Fi」とは「無線LAN」における代表的な規格のひとつで、無線で構成されたLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)に接続する機器同士が通信する上で、「Wi-Fi」という規格をちゃんと使用していますよ、ということを意味します。
では、「Wi-Fi」とは何でしょう。
これは簡単に説明すると、「無線LAN」のことで、ケーブルがなくてもインターネットができる仕組みのことです。
Wi-Fiは親機と子機に分かれていて、親機のことを無線LANルータまたはWi-Fiルータと呼びます。一方で、子機は主にPC、スマートフォンなどの携帯電話、ポータブルゲーム機、タブレットなどが該当します。
主に自宅内に設置するタイプの機器を指しますが、最近ではモバイルWi-Fiルータや、スマートフォン自体を親機できる「テザリング」に対応した端末も増えています。このWi-Fiは、主に親機から数メートル~数十メートルの範囲で通信することが可能です。
また、駅や空港、ホテルなどがWi-Fiにつなげる場所を提供する「公衆無線LAN」「Wi-Fiスポット」などと呼ばれるサービスもあります。
スマホワードその2 「3G/4G」
携帯電話は、利用開始された当初のアナログ電波利用を第1世代、それをデジタル化してパケット通信を可能にした上で、電波効率を向上させたものを第2世代(2G)と呼び、NTTドコモのmova(ムーバ)が該当します。
3G/4G通信という言葉をよく聞きますが、この数字の後の「G」は一体何か?
これは「Generation(世代)」の頭文字で、3Gは第3世代、4Gは第4世代となります。
「3G」は高速通信やテレビ電話、マルチメディア利用といった携帯電話をインターネット機器、マルチメディア機器として進化させた規格で、NTTドコモではFOMA(フォーマ)というサービスにあたります。
国際規格では、「LTE-Advanced(エルティーイー – アドバンスド)」と「WiMAX2(ワイマックス ツー)」が4Gとなり、超高速通信となるよう開発が進められています。なお、日本では2016年度以降に導入される予定となっています。
「4G」は、3Gの次世代規格で、第4世代移動通信システムとなります。
しかしながら、ソフトバンクモバイルやKDDI、イー・アクセスはLTEを使った通信サービスの中で「4G」と呼んでいますよね。
なぜでしょう?これは、2010年12月にジュネーブで開かれた会議にて「LTEなども4Gと呼称してもよい」と決めたことから「4G」と呼んでいるだけであって、厳密には4Gではなく、高規格3G(通称3.9G)となります。
現在では、NTTドコモの「Xi(クロッシィ)」、KDDIの「4G LTE」、ソフトバンクモバイルの「SoftBank 4G LTE」がLTE規格となっています。
スマホワードその3 「プラチナバンド」
「プラチナバンド」とは、プラチナでできた帯…というわけではなく、「プラチナのような価値のある(電波の)帯域」のことを指します。そこで、携帯電話では周波数の低い方が建物の裏に電波が回りこみやすい、山の影にも電波が届きやすいとされています。
携帯電話に限らず、電波は周波数が低い方がゆるい波で、高い方が直進性のある波のような特性を持っています。
携帯電話では、昔から800MHz(メガヘルツ)帯を利用していたNTTドコモとKDDIに比べて、1.5GHz(ギガヘルツ)帯と2GHz帯という高い周波数しか持っていなかったソフトバンクの孫正義社長が、携帯電話で利用するのに800MHz帯や900Mz帯が適している、必要だということから「プラチナバンド」と呼び出したのが最初です。
そのソフトバンクも、2012年7月より総務省の認可を受けて900MHz帯の電波サービスを開始しました。これはテレビCMでも「プラチナバンド」として何回も放送されたので覚えている方も多いでしょう。
最後に、、、
特にスマートフォンが普及するにつれて、今まで接する必要のなかった単語が頻繁に登場するようになっていますので、気になったらまずはインターネットで調べてみてもよいかもしれませんね。
また、単語をそのまま英語やカタカナにしたものの他に、規格の頭文字だけを取ったもの、略しただけのもの、新しく作った単語など言葉だけでは意味が伝わらない単語が非常に多いのも特徴のひとつです。
本記事もその助けとなれば、幸いです。
いつも皆さん、応援ありがとうございます。
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